2006年8月17日木曜日

静岡県 モリオカさま



以前の職場は音楽教室の受付。
この教室で現役の先生が40代の若さで亡くなりました。

花と音楽が大好きだった先生。「音楽葬で・・・」という家族の希望もあり、大好きだったひまわりを中心に祭壇を作られました。

お葬式の日は朝からお世話になった生徒さんや同僚の先生が曲を順番に演奏、小さな子供さんから大人まで、今まで先生に習っていた曲などを演奏しました。演奏後には一人一人、選んで持ってきたひまわりなどの花を供える・・・という温かな雰囲気のお葬式でした。

最後に一人息子さんが「花と音楽の好きな母で、今まで自分は母の仕事をよく知らなかったけど、こんなに多くの方に愛されてんだと感謝してます」と弔辞を読まれ、涙、涙。

最後、出棺の際も以前に先生が弾いて録音してあった曲の中から選んだ曲を流しました。音楽が好きで生徒さんにも愛された先生だからこそのお葬式。
今でも心に焼き付いています。

(静岡県:モリオカさま)

2006年8月2日水曜日

神奈川県 カトウさま



葬儀後の火葬場にて待たされている間、お菓子と枝豆とお茶が出されました。
なんでこんな形の悪い枝豆を?と思っていたら喪主が

「枝豆食べてよ。今朝取って来たんだよ。あいつがいないからサ、俺が茹でたんだよ。こんなん(菓子)ばかりじゃ寂しいだろ?
あいつがいればもっと色々振る舞えたのに、悪いね。」

と言われ、胸が締め付けられる思いでした。

葬儀最後の棺桶を閉める時になかなか閉められず、
しばらくしてから大きな声で
「さよなら!」と言っていた声が、今でも耳に残っています。

(神奈川県:カトウさま)