亡くなった後、私たち姉妹が困らぬようにと細かく記してった手紙が見つかりました。
お葬式の手配を始め、お世話になった方のお礼、果ては法事の話まで・・・。
そして、「派手なお葬式にはせぬように、お知らせする人も最低限に」と書いている中、「お花だけはいっぱい飾って欲しい」と遠慮したような小さな文字で記してありました。
花が大好きな母でした。
それを葬儀屋さんに伝えたところ快く応じて頂き、当日色とりどりに綺麗に飾られた花の中に母の笑顔がありました。それはそれは綺麗でした。
「後々悲しくなるので写真は撮らない」と決めていたことを後悔するくらい・・・。
派手な豪華さはありませんでしたが、母らしい素敵な式となりました。最後の親孝行。天国の母は、褒めてくれたでしょうか?
(北海道:スガワラさま)