2007年2月21日水曜日

東京都 ツチボリさま



私が20歳で亡くした父のお葬式。

父は再婚で前妻との間に娘さんが一人。私はこれまで会った事もその存在すら知らなかった。
母曰く、娘さんがどんなに会いたがっても、中々会おうとはしなかったとの事。それは生前に父が私たち姉妹、そして母を大切にしてくれていた証拠。

母は父の優しさを十分に分かっていた反面、会いたいのに会えない娘さんが気がかりだったよう。
父が亡くなったその日、悲しみに暮れながらも母は以前に聞いた娘さんの連絡先へ悲しみの報告をした。そして親族席に席を設けてあげて一緒に参列をしました。

私はその時初めて異母姉と会ったのです。

永遠のお別れではあるけれど、父が残してくれた家族への愛、母の強さ、優しさに触れる事が出来たのはかけがえのないものだと、胸が熱くなったのを覚えています。

(東京都 : ツチボリさま)

2007年2月7日水曜日

香川県 イケダさま



私の祖母が94歳で亡くなったのですが、土地柄「土葬」となりました。

私は初めて土葬を見たのですが、家族やご近所さんが故人の為に白い着物を縫ったり、棺桶を作ったり、一生懸命送りだす用意をしているのを見て、死を自然なものとして受け入れる姿に感動しました。

葬儀社が行う形だけの物とは、全く違うように感じました。

(香川県 : イケダさま)