2008年9月22日月曜日

兵庫県 弓場さま



先月こころのひろばで介護の方のエッセイを読んで、わが親の介護してくださった人のことを思い出しました。
私の母親も長い間介護の方にお世話になりました。

なかでも母のお気に入りの若い女性の方がおられ、彼女が来てくださったときは本当に嬉しそうでした。
彼女は母の身体や顔をきれいに拭いてくれた後、エプロンのポケットから自前のクリームを出すのです。
そして手のひらでしっかりのばして、母の頬やおでこに優しく優しくぬってくださるのです。

私のほうがはっとさせられました。

そんな母が亡くなってもう二年が過ぎようとしています。
彼女は、きっとまた別の所で優しい手を差し伸べていてくれているのだろうと思います。