2006年10月18日水曜日

北海道 スガワラさま



昔から何度か大病を患ってきた母でしたが、今回ははっきりと医者に余命を告げられ、きちんと身辺整理をして最後まで乱れることなく昨年旅立っていきました。

亡くなった後、私たち姉妹が困らぬようにと細かく記してった手紙が見つかりました。

お葬式の手配を始め、お世話になった方のお礼、果ては法事の話まで・・・。
そして、「派手なお葬式にはせぬように、お知らせする人も最低限に」と書いている中、「お花だけはいっぱい飾って欲しい」と遠慮したような小さな文字で記してありました。

花が大好きな母でした。

それを葬儀屋さんに伝えたところ快く応じて頂き、当日色とりどりに綺麗に飾られた花の中に母の笑顔がありました。それはそれは綺麗でした。
「後々悲しくなるので写真は撮らない」と決めていたことを後悔するくらい・・・。

派手な豪華さはありませんでしたが、母らしい素敵な式となりました。最後の親孝行。天国の母は、褒めてくれたでしょうか?

(北海道:スガワラさま)

2006年10月4日水曜日

大阪府 カワムラさま



今から10年程前に母方の祖母が亡くなりました。
数時間前までいつもどおり生活していたそうです。

突然のお通夜、そしてお葬式・・・

親戚一同、孫・ひ孫など部屋に入りきらないくらい集まりました。
母は8人兄妹なのです。

突然だったので皆泣き崩れていましたが、読経も終わり、久々にそろった親戚達は皆、近況報告や思い出話に花を咲かせ、お酒も入り、とてもにぎやかに。
『ばぁちゃんがみんな集めてくれたんだねぇ 0』・・・みんな泣きながら笑っていました。

当時20代の私は、
『私のお葬式もこんな風ににぎやかに送って欲しいから、子どもをたくさん産むぞ!!』というのが私の人生の目標になりました。

(大阪府:カワムラさま)