2007年1月24日水曜日

北海道 ウエマツさま



昔とある山岳会に入会しており、山仲間2人が正月に冬の利尻山で遭難死しました。

仲間と捜索に行って、一人だけは発見することができましたが、もう一人は発見できず、その年の夏に雪の中から出て来ました。

2人とも若く、子供も小さかったので、お葬式には山道具を一緒に棺の中に入れてやりました。

先に発見した仲間は、子供がまだ4歳で一体何が行われているのか分からない様子で、大勢の人がいて楽しそうにしていたのが印象的でした。

遺影は山に行った時の写真で、遺品となった山道具も置かれています。本当に山が好きな奴でしたが、妻と子供を残して自分だけ亡くなって、残念でした。

4歳の子供は自分の子供と同じ歳で、生きていれば高校生の子供となっていたはずです。夏に発見された仲間は、残念ながら損傷が激しく顔を見ることはできず、悲しみを倍増させたと思います。
2人とも本当に山好きの良い仲間でした。

この2人には、一緒に行くことで誘われていましたが、自分は家族と一緒に過ごすこととしていました。

(北海道 : ウエマツさま)

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