祖父や父が手入れをした杉の木を使い、父がコツコツ貯めたお金で住宅の改築をすることになりました。
そんな時、父が脳梗塞で入院しました。
症状が進み、家族を認識できない状態になり、早く、家に帰りたい、帰りたいと言っていた父は、きっと私達家族よりも、家の完成を待っていたに違いありません。
もう少しで完成の一歩手前で父は亡くなりました。
仮住まいから葬式は出したくないと思っていた私達でしたので、父の葬式が新築した家の初めての催事に使えたのが、何よりの恩返しだったと20年が過ぎた今でも思っています。
(福島県 : ワカナさま)
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