2006年3月22日水曜日

北海道 野田さま



私の父方の祖母は92歳で他界しました。

父が生まれてすぐに祖父が亡くなったので祖母は女でひとつ一人息子を育て上げました。そんな一人息子である私の父も祖母が亡くなる2年前に他界してしまい、私たち孫4人いるのですが、末っ子の私と主人3人で暮らしていました。

気落ちしていた祖母を励まそうと他の兄弟達やひ孫が勢ぞろいして明るく楽しく過ごしていましたが、最後は肺炎により亡くなってしまいました。

お葬式は私たち孫が出しました。祖母は若いときから化粧をしたことがなく、血色も良いほうだったので口紅も塗ったことがありませんでしたが、棺の中の祖母は寝化粧されていて、うっすらと口紅も塗っていました。

棺に入っている祖母と最後のお別れのとき6歳になるひ孫が「大きいおばあちゃんお嫁さんにいくんだね」といいました。

私は胸が熱くなり、今まで祖母は32歳で亡くなった祖父のことを片時も忘れずがんばって生きてきたこれまでの人生を考えて、「おばあちゃんがいなくなるのは寂しいけど天国で幸せになってね。」と心から思いました。

(北海道:野田さま)

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